深大寺 だるま市とお練り行列を楽しむ

一人歩き探検旅

3月4日、調布市にある深大寺にやってきました。

深大寺は昨年の10月に、三鷹の国立天文台取材の帰りに、ちょっとだけ立ち寄って美味しいお蕎麦を食べました。その時の模様は↓

【三鷹の国立天文台を探検する】はコチラのYouTube動画をご覧下さい。

深大寺のだるま市は毎年、3月3日と4日に行われる深大寺最大の行事で、正式には「厄除元三大師大祭」と言います。コロナ禍では規模を縮小したりして運営されていたようですが、昨年から完全復活しているようです。

今日の最大の目的は、もちろん厄除けの「だるま」を手に入れて、健康長寿を祈ることですが、正直のところ、午後から始まる僧侶や綺麗どころによるお練り行列が狙い。平安絵巻にも例えられるほど見ごたえがあるらしい(^_-)-☆

深大寺とだるま市

深大寺とは

深大寺は天台宗別格本山で、山号は浮岳山と言います。奈良時代の開基と言われ、東京では浅草の浅草寺に次いで古刹だそうです。

深大寺は江戸時代に数回、大火に見舞われていますので建造物としての文化財はほとんどありませんが、深大寺だるま市をはじめ、いくつも魅力が詰まっています(^_-)-☆

  • 毎年3月3日と4日に行われる国内最大級のだるま市
  • 国宝の釈迦如来像(平成29年国宝指定/現在公開中)
  • 豊富な湧水を利用した深大寺そば(門前に多くの蕎麦店がある)
  • 隣接する東京都立神代植物公園は桜やバラの名所(深大寺の旧寺領だった)

元三大師とは

平安時代の天台宗の高僧で、正式名称を良源と言い、比叡山延暦寺の中興の祖と言われる。18代の天台座主(天台宗最高位)。通称名は慈恵大師、元三大師(がんざんだいし)など。

命日が正月の3日であったことから「元三大師」の通称で呼ばれるようになり、死後、信仰が深まったそうです。平安時代は比叡山延暦寺の力が強かったので、外敵調伏に効果がある、飢饉や疫病の根絶に力を発するなどとされたようです。

中世以降には民間において「厄除け大師」など独特の信仰を集めたということなので、どこかで縁起物のだるまとつながったのかもしれませんね。

深大寺のだるま市では、購入しただるまの左眼に「目入り」をしてくれます。ここの元三大師堂で僧侶から梵字の「阿」の字を手書きしてもらえます。

だるまとだるま市

だるま(達磨)は、インドから中国へ仏教を伝えた僧侶・達磨。転じて、達磨の坐禅姿を模した日本の置物。現在では縁起物として広く親しまれている後者について、本項では解説する。

多くは赤色の張子(はりこ)で製作される。達磨が壁に向かって座禅を続けて(面壁九年)手足が腐ってしまったという伝説にちなみ、手足がなく、顔が大きい。白目のまま販売され、祈願のため左目に黒目を書き入れ、成就すると右にも黒目を入れる「目入れだるま」の風習が、江戸で文化年間に始まって以降続いている。

鎌倉時代に日本に伝わった仏教禅宗では達磨大師という僧侶を重要視し、「祖師」の言葉は達磨を表すこともあるほどである。禅宗寺院では達磨大師を描いた掛け軸や札をいわゆる仏像のような役割で用いることが行われるが、達磨大師には壁に向かって九年の座禅を行ったことによって手足が腐ってしまったという伝説がある。ここから、手足のない形状で置物が作られるようになった。

だるまの源流は、丸みをつけた底近くに土製の重りを入れて重心を低くすることで、倒そうとしても起き上がる人形「不倒翁」にある。これが室町時代の日本に伝わり「起き上がりこぼし(起き上がり小法師)」が関西をはじめとしてつくられるようになった。今日のような「だるま」が生まれたのは江戸時代で、面壁九年と伝えられる達磨の座禅姿を、倒れても起き上がってくる起き上がり小法師に写し、不撓不屈の思いを込めたと推測されている。

だるま – Wikipedia

日本三大だるま市と言われるものは、、、

  • 少林山七草大祭(高崎だるま市)…高崎市内にある少林山達磨寺で毎年1月6日~7日に開催される
  • 厄除元三大師大祭(深大寺だるま市)…東京都調布市の深大寺で毎年3月3日~4日に行われる寺最大の祭であり東京最大のだるま市
  • 毘沙門天大祭…静岡県富士市の毘沙門天「今井山妙法寺」で毎年2月の三日間に開催される
  • 白河だるま市…JR白河駅前の目抜き通りをメイン会場として毎年2月11日(建国記念の日)開催される

だるまの種類(生産地)は、、、

深大寺のだるま市にも各地から生産者が来ていたようです。Wikipediaの情報から代表的な生産地をピックアップしてみました。

  • 松川だるま…宮城県仙台市とその近郊で制作されているだるま。胴体の前半分が青で後ろが赤、眉毛に毛を使っているのが特徴
  • 高崎だるま…群馬県高崎市で生産されているだるまで全国生産80%のシェアで「上州だるま」とも呼ばれている
  • 福島だるま…福島県福島市で生産されているだるま
  • 白河だるま…福島県白河市で生産されているだるま
  • 越谷だるま…埼玉県越谷市で生産されているだるまで「武州だるま」とも呼ばれている
  • 東京だるま…東京都西部で生産されているだるまで「多摩だるま」とも呼ばれている

アクセス

京王線のつつじヶ丘駅と調布駅、JR中央線吉祥寺駅と三鷹駅、それぞれから路線バスが数多く出ていますからアクセスは抜群です。

徒歩で行くなら、調布駅から30分ほど。

それではだるま市の模様をマイYouTube動画でご覧下さい(^^)/

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