成田山新勝寺の初日の出と三重塔

一人歩き探検旅

皆さまのご健康、ご多幸を祈願するとともに、本年も少しでも多くの方にご愛読いただくよう精進いたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。

さて、2024年元日の夜明け前ですが、ふたたび成田山新勝寺にやってきました。例年は2日か3日に参拝しますが、今年は元日です。

成田山は昨年、年の瀬の28日に大護摩供養で来ています。その模様もぜひご覧ください。

成田山新勝寺のお焚き上げ柴灯大護摩供

知る人ぞ知る、実は境内から初日の出を望むことができるんです。平和大塔の階段上からか、聖徳太子堂の右手あたりから、7時前後を狙いました。さて三重塔も併せて、さて上手く撮れたでしょうか!(^^)!

それをご紹介する前に、、、

正月早々ですが、成田山新勝寺について、少しお勉強してみましょう。

成田山新勝寺について

真言宗智山派の寺院で、不動明王を本尊とすることから「成田不動」とも言われます。

成田山新勝寺(なりたさん しんしょうじ)は、日本の千葉県成田市成田にある真言宗智山派の仏教寺院であり、同派の大本山の一つである。山号は成田山。本尊は不動明王で、当寺は不動明王信仰の一大中心地である。そのため、成田不動、お不動さまなどといった通称でも広く親しまれてきた。開山は平安時代中期の天慶3年(940年)と伝えられる。寺紋は葉牡丹。

参詣者数において関東地方屈指の寺である。初詣の参拝客数は、2006年に約275万人、2007年に約290万人を数えており、社寺としては明治神宮に次ぐ全国第2位(千葉県内第1位)、寺院に限れば全国第1位の参拝客数である。今も昔も加持祈祷のために訪れる人が多いことでも知られる。成田国際空港に近いことから、外国人観光客にも人気がある。

成田山新勝寺 – Wikipedia

真言宗は主に16の派があります。その一つが智山派(ちさんは)で、有名な京都の智積院が総本山です。

この智積院の下に大本山と言われる寺院が3つあって、成田山新勝寺のほか、川崎大師(平間寺)と高尾山薬王院です。日野市の高幡不動(金剛寺)は別格本山です。

なぜか関東に集中していますが、理由は良くわかりません。

関東三大不動と言うくくりもあります。

これは諸説あるのですが、成田不動高幡不動は必ず入っているようです。伊勢原市の大山不動も候補の一つです。大山不動も大好きなので、個人的にはこの三つを押したいですね。

成田山新勝寺の縁起ですが、、、

平安時代の中期に起きた平将門の乱(朝廷に反旗)を平定するため、空海が彫ったとされる不動明王像を奉じて、総国(現在の千葉県)に向かったというのが始まりだそうです。

戦国時代には戦乱で荒廃してしまったそうですが、江戸時代に入り、歌舞伎の市川團十郎(初代)が帰依して、成田山の屋号を名乗ったため、一気に人気となり隆盛を極めました。

それから、、、

神田祭や商売繁盛で有名な神田明神とは犬猿の仲と言われます。神田明神は平将門を祀っていますからね。

あぁ~、なるほど。

このほかにも、源頼朝が平家討伐を祈願したとか、黄門様(水戸光圀公)が参拝したとか、二宮尊徳が断食修行を成就させたとか、節分で「鬼は外」は言わないとか、、、。

そんなこと知ってるよ、と言われそうですが、ちょっとしたトリビアですね。

不動明王とは

不動明王(ふどうみょうおう、梵: अचलनाथ acalanātha)は、仏教の信仰対象であり、密教特有の尊格である明王の一尊。大日如来の化身とも言われる。また、五大明王の中心となる明王でもある。

真言宗をはじめ、天台宗、禅宗、日蓮宗等の日本仏教の諸派および修験道で幅広く信仰されている。大日如来、降三世明王、軍荼利明王、大威徳明王、金剛夜叉明王、金剛愛染明王らと共に祀られる。

不動明王 – Wikipedia

こんな感じの仏様です。

不動明王のご真言(呪術語)は、

ノウマク サンマンダ バザラダン センダ マカロシャダ ソワタヤ ウンタラタ カンマン

成田山新勝寺の本殿に参拝して法要を聴くと、必ずこのご真言が繰り返し唱えられています。頭の「ノウマクサンマンダ」を覚えておくとすぐわかりますよ。

寺院に参拝したときは、ご本尊の真言がそれぞれにありますから、最低三回繰り返すと良いです。賽銭箱の近くや壁に貼ってあったりします。

また、お経で一番有名なのは「般若心経」ですね。真言宗では必ず繰り返し読経されます。

「仏説摩訶般若波羅蜜多心経(ぶっせつまか はんにゃはらみった しんぎょう)~」から始まって、早口でも2分~3分くらいかかります。

管理人は四国歩きお遍路を一か月半で満願成就していますので、諳んじることができます(^_-)-☆

今日の初詣動画でもテロップ付きで流していますから、覚えてみたい方はチャレンジしてみて下さい。

般若心経はちゃんと意味がありますが、横道に逸れすぎるので割愛しますね。

成田山新勝寺の文化財

国指定の重要文化財が以下の七つです。

  • 仁王門…天保2年(1831)建立
  • 三重塔…正徳2年(1712)建立
  • 釈迦堂…安政5年(1858)建立 旧本堂
  • 額堂…文久元年(1861)建立 
  • 光明堂…元禄14年(1701)建立 旧本堂
  • 木造不動明王及二童子像…鎌倉時代後期造像 現本堂内秘仏

このうち見学が可能なのは、建造物である上の六つです。

オマケですが、参道沿いの超有名な鰻屋「川豊本店」は、国の登録有形文化財に指定されています。明治44年ころの建築です。

アクセス

JR成田線成田駅、京成本線京成成田駅から徒歩で参道を歩きます。

それでは、新年最初のYouTube動画をご覧下さい。


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