成田山新勝寺のお焚き上げ柴灯大護摩供

一人歩き探検旅

今日は年の瀬の28日、成田山新勝寺のお焚き上げにやってきました。

私ごとですが、昨年から今年にかけて、夫婦や家族に健康不安が続発してしまい病院通いが続いてしまいました。

いつもは新年にこの成田山にお参りするのですが、年の瀬のこの日、すべての厄を払おうとやってきました(^_-)-☆

お焚き上げとは、、、

故人の遺品や、縁起もの、人形、お守り、神棚、仏壇など通常のゴミ処理では偲びないものを、神社やお寺に持参して焚き上げてもらうことを言います。

お焚き上げの教義は神道と仏教では少し違うようです。

  • 神道では、火の神様の力を借りて思い出の品を焚き上げて天に還すこと
  • 仏教では、思い出の品を焚き上げて故人に還すこと

どちらも「思い出の品」と言う点では一致していますね。良く聞く話としては、両親が亡くなって実家にある大きな仏壇をどう処分したら良いか? です。

仏壇を粗大ごみに出すには、無神論者でもなかなか勇気がいるものです。

最近、親族のことで、大きな仏壇を老人ホームでも置ける小さな簡易タイプの仏壇に替える相談を菩提寺の住職にしたのですが、仏壇仏具を扱う業者を紹介してくれるとのこと。

その業者でいわゆる「お焚き上げ」を数万円の費用でやってくれるらしいのです。

さて、今日のお焚き上げですが、上述のものとは少し違います。新勝寺が境内で行う年間行事の一つで、

正式な名称は「納め札お焚き上げ柴灯(さいとう)大護摩供(おおごまく)」だそうです。柴灯の「」は柴刈りの柴のことで、山野にある雑木や枝のことです。

新勝寺の行事一覧から引用すると、、、

御加護に感謝し御護摩札をお返しします
これまで受けられた御護摩札や御守を、お不動さまの炎の中にお返しする、野外で行う御護摩祈祷です。お不動さまの1年の御加護に感謝をします。

仏壇だとかお人形さんだとかは持って行ってはいけません(笑)

それから別の神社やお寺のお札や御守も、ちょっとルール違反かもしれませんね。新勝寺はどうかわかりませんが、明確に持ち込み禁止しているところは多いです。

この一年に新勝寺で頂戴した、護摩札や御守を持参して焚き上げてもらいます。実際には木製の護摩札だけがこの大護摩供で焚き上げされます。

御守や紙でできた護摩札は別の場所に納めて、後日焼却されるそうです。有害な煙が出る恐れがあるからでしょうね。

それから、健康祈願などの願いと名前を書いた護摩木を奉納すれば、一緒に焚き上げてもらい、願いを叶えてもらえます。

一本500円です。

ちなみに、正月明けの15日あたりに行う「どんど焼き」とか「どんと焼き」、関西では「左義長(さぎちょう)」と呼ばれるお焚き上げは、正月のしめ縄や松飾りなどを焚き上げるものです。

新勝寺はお寺なのでこの「どんど焼き」はないようです(^_-)-☆

それではその模様をマイYouTube動画でご覧下さい。今回の動画は大護摩供の一部始終を、少しだけ編集してアップしていますので、35分と長尺です。ご興味のある方だけご覧下さい。

般若心経を諳んじたいという方には、読み方テロップ付きですから勉強できますよ。

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