西新井大師のだるま供養と節分会

一人歩き探検旅

西新井大師は正式名称を五智山遍照院總持寺(ごちさん へんじょういん そうじじ)と言って、真言宗豊山派の寺院です。

今日は一日に「だるま供養」と「節分会」の二つのイベントがあると言うので、朝早くからダブルヘッダーを覚悟でやってきました(^_-)-☆

西新井大師は関東三大厄除け大師として、地元の方々はもちろん東京近郊からも多くの参拝客がある有名な寺院なんですね。

関東三大厄除け大師は弘法大師を祀る寺院で、ほかに川崎大師( 平間寺)と、千葉県香取市の観福寺を指すことが多いようです。観福寺は「水郷の町佐原から香取神宮を目指して」でレポートしていますから、どうぞご覧下さい。

真言宗について

真言宗は何といっても弘法大師「空海」ですね。四国八十八カ所お遍路の主役になります。

天台宗と並ぶ大乗仏教の密教で、天台宗が「台密」と言われるのに対して、真言宗は「東密」と言われています。京都駅近くの教王護国寺、通称「東寺」と言いますが、そこが代表的な総本山です。

代表的な、と言ったのは各宗派で総本山があり、「真言宗十八本山」が有名です。管理人は少し前にすべての本山を巡りました。

弘法大師と言えば、総本山は高野山金剛峰寺(こうやさんこんごうぶじ)と思いがちですが、ちょっと違うようです。いろいろな歴史を経ていますから、少しややこしいです。

さて、西新井大師ですが真言宗のうちの豊山派に属しています。奈良の長谷寺が総本山で、文京区の護国寺が大本山です。

達磨大師とだるま供養

ウイキペディアを引用します。

だるま(達磨)は、インドから中国へ仏教を伝えた僧侶・達磨。転じて、達磨の坐禅姿を模した日本の置物。現在では縁起物として広く親しまれている後者について、本項では解説する。

多くは赤色の張子(はりこ)で製作される。達磨が壁に向かって座禅を続けて(面壁九年)手足が腐ってしまったという伝説にちなみ、手足がなく、顔が大きい。白目のまま販売され、祈願のため左目に黒目を書き入れ、成就すると右にも黒目を入れる「目入れだるま」の風習が、江戸で文化年間に始まって以降続いている。

鎌倉時代に日本に伝わった仏教禅宗では達磨大師という僧侶を重要視し、「祖師」の言葉は達磨を表すこともあるほどである。禅宗寺院では達磨大師を描いた掛け軸や札をいわゆる仏像のような役割で用いることが行われるが、達磨大師には壁に向かって九年の座禅を行ったことによって手足が腐ってしまったという伝説がある。ここから、手足のない形状で置物が作られるようになった。

だるま – Wikipedia

東京でだるま供養の有名なところに、調布の深大寺(今年は3月3日~4日)と、大田区の本寿院(毎月第2日曜日の午前8時半から法要)があります。

関東で有名なお寺は、縁起だるま発祥の寺としてだるま市が盛大に行われる、高崎の少林山達磨寺ですね。だるま供養は不定期で行われているようですが、毎年1月15日の供養法要が一番盛大なようです。管理人はまだ行ったことがありません。

西新井大師がだるま供養を始めたのは戦後かららしいのですが、どのような経緯があるのか良くわかりません。弘法大師と達磨大師と「大師」つながりからでしょうか(笑)

門前にはだるまを販売する専門店もありますから、高崎で作られる「高崎だるま」や、越谷市で作られる「越谷だるま」との関りがあるのかも知れませんね。

難しい話はさておき、ここのだるま供養の火祭り、なかなかの迫力でしたよー。

西新井大師のだるま供養の模様はマイYouTube動画でご覧下さい。

節分会(せつぶんえ)

2月3日は節分です。

成田山新勝寺では「不動明王は鬼を改心させる」ので、「鬼は外」は言わないそうです。西新井大師はどういうのか良くわかりません(笑)

子供のころ、部屋の畳を前もって拭き掃除したうえで、裸の豆を撒いていた記憶がありますが、いまは衛生的な子袋に入っていますね。

最近では恵方巻とやらが関西方面から上陸して、そちらのほうが席巻しているイメージがありますが、管理人の世代は何といっても「福は内、鬼は外」です(^^)/

節分(せつぶん、せちぶん)は、雑節の一つで、各季節の始まりの日(立春・立夏・立秋・立冬)の前日のこと。節分とは「季節を分ける」ことも意味している。江戸時代以降は特に立春(毎年2月4日ごろ)の前日を指す場合が多い。

太陰太陽暦(旧暦)では、立春に最も近い新月を元日とし、月(太陰)の満ち欠けを基準(月切)にした元日(旧正月)と、太陽黄経を基準(節切)にした立春は、ともに新年ととらえられていた。したがって、旧暦12月末日(大晦日)と立春前日の節分は、ともに年越しの日と意識されていたことになる。今も節分を「年越し」「年取り」と呼ぶ地域があるのはこの名残である。

一般的には「鬼は外、福は内」と声を出しながら福豆(煎り大豆)を撒いて、年齢の数だけ(もしくは1つ多く)豆を食べる厄除けを行う。また、玄関などに邪気除けの柊鰯などを飾る。これらは、地方や神社などによって異なってくる。

節分 – Wikipedia

大規模な節分会は初めての経験でしたが、投げ込まれた豆(子袋)をゲットするには、なかなかコツと対策が要るようです。

西新井大師に限って言うと以下の対策が必要です。

1.最低でも一時間前に行って、できるだけ前方に陣取りすること。豆の子袋が軽いのでたとえ野球選手でも遠くに飛ばせません。

2.安全のためしゃがんで落ちているものを拾ったり、帽子でキャッチすることを禁じていますから、狙いを定めて一つずつゲットしましょう。

3.シニアや子供連れの家族には特別席が用意(通路の内側)されていますから、早めに行って確保しましょう。満席になると入場制限がかかります。

前の方と後ろの方を途中で入れ替えていただくと、多くの方に福豆が行きわたると思うのですが、なかなか警備上は難しいのでしょうかね。

今日は元白鵬関や元栃東関(親子)が来てくれましたので、大変盛り上がりました。それではその模様をマイYouTube動画でぜひご覧下さい。

アクセス

東武伊勢崎線西新井駅で大師線に乗り換えて一駅(終点)です。西新井駅から歩いても10分足らずですからわざわざ大師線に乗り換えることもありません。

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