今日は文京区本駒込にある六義園にやってきました。とにかく紅葉のちょうどピーク、12月6日の水曜日です。例年よりやはり少し遅いでしょうか。
ここは、知る人ぞ知る、国指定の特別名勝になっている超メジャーな庭園なのです。
史跡名勝天然記念物を考察
国(文化庁)が指定する重要文化財のジャンルに「史跡名勝天然記念物」があります。これまで管理人は主に建造物のジャンルで旅をしてきました。
この紅葉の季節、名勝(美しい景色のこと)のジャンルも見逃せません(^^)/
文化庁のデータベースで全国の史跡名勝天然記念物を分析してみました。
- 史跡~ 1824件
- 名勝~ 391件
- 天然記念物~ 963件
- 特別史跡~ 63件
- 特別名勝~ 36件
- 特別天然記念物~ 75件
※一つの場所で複数の指定があるケースもあります。
この「特別」というのが気になりますね。これはそれぞれの中で特に素晴らしい、という評価を受けているものと思っていただければいいと思います。
例えが適切かどうかはわかりませんが、特別=国宝とイメージすればいいでしょうかね。
さて、この中の特別名勝(全国36件)ですが、管理人の住まいを考慮して、日帰りで行けそうな首都圏内を探しますと、3件ありました。いえ3件しかありませんでした。すべて東京都内です。
- 旧浜離宮庭園… 特別名勝+特別史跡 (甲府藩下屋敷→徳川家別邸→皇室の離宮→東京都)
- 小石川後楽園… 特別名勝+特別史跡 (水戸徳川家上屋敷→陸軍省→東京都)
- 六義園… 特別名勝
紅葉のベストショットを逃さないように、この3件とも取材したいと思いますが、果たして紅葉のほうが待ってくれるでしょうか。超メジャーなので混雑具合も心配です”(-“”-)”
ちなみに、全国36件のうち半分近くが京都(14件)と奈良(2件)にありますから、歴史の違いを感じますね。

六義園について
六義園は造園当時から小石川後楽園とともに江戸の二大庭園に数えられておりました。元禄8年(1695年)、五代将軍・徳川綱吉より下屋敷として与えられた駒込の地に、柳澤吉保自ら設計、指揮し、平坦な武蔵野の一隅に池を掘り、山を築き、7年の歳月をかけて「回遊式築山泉水庭園」を造り上げました。
六義園は吉保の文学的造詣の深さを反映した繊細で温和な日本庭園です。
庭園の名称は、中国の古い漢詩集である「毛詩」の「詩の六義」、すなわち風・賦・比・興・雅・頌という分類法を、紀貫之が転用した和歌の「六体」に由来します。庭園は中の島を有する大泉水を樹林が取り囲み、紀州(現在の和歌山県)和歌の浦の景勝や和歌に詠まれた名勝の景観が八十八境として映し出されています。
この公園について|六義園|公園へ行こう! (tokyo-park.or.jp)
明治時代に入り、岩崎彌太郎氏(三菱創設者)の所有となった当園は、昭和13年に東京市に寄付されて一般公開されることになりました。昭和28年3月31日に国の特別名勝に指定されました。
柳澤吉保は5代将軍綱吉に仕えた大老格の大名で、文化人でもあったようです。明治に入り、岩崎弥太郎の所有となり、現在は東京都の所有です。
三菱の創業者、岩崎弥太郎はいろんな庭園やら御殿を買い取り(買占め?)ました。どこで巨万の富を築いたのでしょうかねー。マイブログでいつか追及してみたい。。。

アクセス
首都圏にお住まいの方ならアクセスはいたって簡単。JR山手線駒込駅から徒歩ですぐです。文京区の高級住宅街の一角に巨大な敷地を誇っています(^_-)-☆
今年後半から、海外旅行者が増加しています。来場者の8割はアジア系の旅行者でいっぱいです。日本の文化に触れていただいて、感動していただくのはありがたいことです!(^^)!
それではマイYouTube動画でご覧下さい。